SPF チェック

SPF は「このドメインのメールはこのサーバーからのみ送る」と宣言する一覧です。設定は簡単ですが、静かに無効化される落とし穴がひとつあります。

設定したのに効かない理由 — 10 回制限

SPF の include・a・mx はそれぞれ DNS 参照を発生させます。その合計が 10 回を超えると、仕様上そのレコードは恒久エラー扱いとなり、事実上無視されます。メールサービスをいくつか追加すると簡単に超えるうえ、レコード自体は正しく見えるため気づきにくいのが厄介です。この検査では参照回数を数えます。

末尾の書き方が重要

~all は「一覧にないものは疑わしい」、-all は「一覧にないものは拒否」を意味します。+all で終わると誰でも通過するため、SPF がある意味を失います。メールをまったく送らないドメインなら v=spf1 -all の 1 行が最も安全です。

SPF だけでは足りない

SPF が検査するのは封筒の送信元であり、読み手に見える差出人欄ではありません。その隙間を埋めるのが DMARC なので、両方をそろえて設定します。

検査は公開情報(DNSレコード・証明書・HTTP応答)のみを参照し、対象サイトにログインしたり負荷をかけたりしません。

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